調整
今日の日経平均株価は、前日比652円安の22,472円でした。
6月のFOMCでアメリカの金融政策が発表されました。内容的には市場の予想通りとなり、サプライズ要素がかけることから売りとなりました。
パウエルさんの発言で資産購入は現状キープとするとあります。しかし現状とはほとんど買っていない状態に等しいです。3月中旬の株式市場が続落していたころはFOMCや日銀をはじめ多くの中央銀行がETFなどの資産を購入し、市場の流動性を高めてきました。
この「現状キープ」という言葉を見ると当時爆買いしていた状態を維持すると聞き手は勘違いしてしまいます。実際は、爆買いを続けることはできないので「現状キープ」つまり、ほとんど買わない状態になるということを意味すると思います。
では、ほとんど買わないとは何を意味するかを考えます。
コロナの影響で株式市場は2月中旬から下落し始め3月末に底値となりました。日銀など各国の中央銀行が量的緩和を実行したことにより投資家の流動性を高め市場は現在コロナ以前の水準に戻りつつあります。
しかし、このガソリンがなくなりつつあります。
市場はそろそろ下落に転じると判断したいと思います。今の株価の水準はあまりにも高すぎると思っています。