空港関連株

空港関連の銘柄について業績を占ってみたいと思います。

以前にも紹介したビジョン（9416）。WiFiルーターの貸出事業がメインです。私は海外に行くときは同社のサービスを利用しています。

本来今年はオリンピックが予定されていたので、売上は過去最高になるのではと思っていました。しかしコロナの影響で厳しい状態が続いています。

こちらはANAが発表した国内線・国際線の稼働状況です。1−3月期よりも4−6月期の方が大きな影響であることがわかります。

また、JALも同様に4−6月期は飛行機が飛んでいないことがわかります。

飛行機が飛ばない、ということはそれに関連した企業の業績にも影響を与えます。ビジョン（9416）はビジネスや観光用のルーター貸出を本業としていますので、4−6月期の売上は飛行機同様に1−3月期以上の落ち込みが予想できます。

しかしながら、同社の株価は8月頭から上昇しています。7月末に600円を割ったものの8月から反転し、今日の終値は先週末比19円高の672円となっています。過去の経験ですが、この流れは決算発表後に下がるパターンだと思います。逆に決算前に下がり続けて業績が悪くても材料出尽くしと見られ買われる傾向があります。

思惑で買って事実で売る、という言葉がありますが仕手筋や機関投資家はおそらく7月末の段階で同社の株を買い終えていると思います。そして、決算発表当日（または前日）の高値で売ってくるでしょう。

と言うわけで過去の経験をもとに決算内容と株価の方向性を占ってみましたが、結果はどうなるやら。

あ、くれぐれも投資は自己責任で…